(公社)土木学会 建設マネジメント委員会「公共デザインコンペティション研究小委員会」は、日本の魅力ある公共空間の創造を目指して、主に行政機関が発注するインフラ施設や公共空間の整備に「設計競技方式」を適切に導入していくための活動をしています。
氏 名 | 所属・役職 | |
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委員長 | 久保田 善明 | 富山大学 学術研究部(都市デザイン学系) 教授 |
副委員長 | 佐々木 葉 | 早稲田大学 創造理工学部社会環境工学科 教授 |
委員 | 秋田 典子 | 千葉大学 大学院園芸学研究院 教授 |
委員 | 阿波 稔 | 八戸工業大学 工学部 教授 |
委員 | 阿部 大輔 | 龍谷大学 政策学部 教授 |
委員 | 阿部 貴弘 | 日本大学 理工学部まちづくり工学科 教授 |
委員 | 天野 光一 | 日本大学 理工学部まちづくり工学科 特任教授 |
委員 | 有村 幹治 | 室蘭工業大学 大学院工学研究科(もの創造系領域 社会基盤ユニット) 教授 |
委員 | 石井 信行 | 山梨大学 大学院総合研究部工学域土木環境工学系 准教授 |
委員 | 石橋 知也 | 長崎大学 大学院工学研究科 准教授 |
委員 | 伊藤 香織 | 東京理科大学 理工学部建築学科 教授 |
委員 | 岩本 一将 | 京都工芸繊維大学 デザイン・建築学課程 助教 |
委員 | 王 永成 | 富山大学 学術研究部(都市デザイン学系) 助教 |
委員 | 大庭 哲治 | 京都大学 経営管理研究部/工学研究科 准教授 |
委員 | 岡田 智秀 | 日本大学 理工学部まちづくり工学科 教授 |
委員 | 岡田 昌彰 | 近畿大学 理工学部社会環境工学科 教授 |
委員 | 尾﨑 信 | 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 特任研究員 |
委員 | 小澤 一雅 | 東京大学 大学院工学系研究科 特任教授 |
委員 | 尾野 薫 | 宮崎大学 地域資源創成学部 講師 |
委員 | 笠間 聡 | (国研)土木研究所 寒地土木研究所 地域景観チーム 研究員 |
委員 | 片岡 由香 | 愛媛大学 社会共創学部環境デザイン学科 講師 |
委員 | 嘉名 光市 | 大阪市立大学 大学院工学研究科 教授 |
委員 | 神山 藍 | 東洋大学 理工学部都市環境デザイン学科 准教授 |
委員 | 萱場 祐一 | 名古屋工業大学 社会工学科環境都市分野 教授 |
委員 | 川﨑 雅史 | 京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻 教授 |
委員 | 熊谷 圭介 | 長野大学 環境ツーリズム学部 教授 |
委員 | 黒瀬 武史 | 九州大学 大学院人間環境学研究院都市・建築学部門 教授 |
委員 | 齋藤 潮 | 東京工業大学 環境・社会理工学院 教授 |
委員 | 真田 純子 | 東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授 |
委員 | 重山 陽一郎 | 高知工科大学 システム工学群建築・都市デザイン専攻 教授 |
委員 | 柴田 久 | 福岡大学 工学部社会デザイン工学科 教授 |
委員 | 白柳 洋俊 | 愛媛大学 大学院理工学研究科 特任講師 |
委員 | 新屋 千樹 | 国土交通省 都市局都市計画課 施設計画調整官 |
委員 | 菅原 香織 | 秋田公立美術大学 美術学部(美術教育センター) 准教授 |
委員 | 関 文夫 | 日本大学 理工学部土木工学科 教授 |
委員 | 高尾 忠志 | 九州大学 持続可能な社会のための決断科学センター 特任准教授 |
委員 | 高野 伸栄 | 北海道大学 工学研究院土木工学部門 教授 |
委員 | 高見 公雄 | 法政大学 デザイン工学部 教授 |
委員 | 武田 重昭 | 大阪公立大学大学院 農学研究科 准教授 |
委員 | 田中 智之 | 熊本大学 大学院先端科学研究部(工学系) 教授 |
委員 | 田中 尚人 | 熊本大学 大学院先端科学研究部(工学系) 准教授 |
委員 | 知野 泰明 | 日本大学 工学部 土木工学科 准教授 |
委員 | 出村 嘉史 | 岐阜大学 社会システム経営学環 教授 |
委員 | 中井 祐 | 東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授 |
委員 | 中村 圭吾 | (公財)リバーフロント研究所 主席研究員 |
委員 | 永村 景子 | 日本大学 生産工学部環境安全工学科 専任講師 |
委員 | 中村 一史 | 東京都立大学 大学院都市環境科学研究科都市基盤環境学域 准教授 |
委員 | 二井 昭佳 | 国士舘大学 理工学部まちづくり学系 教授 |
委員 | 西村 亮彦 | 国士舘大学 理工学部まちづくり学系 准教授 |
委員 | 八馬 智 | 千葉工業大学 創造工学部デザイン科学科 教授 |
委員 | 林 倫子 | 関西大学 環境都市工学部都市システム工学科 准教授 |
委員 | 姫野 由香 | 大分大学 理工学部(建築学コース) 准教授 |
委員 | 平野 勝也 | 東北大学 災害科学国際研究所 准教授 |
委員 | 深堀 清隆 | 埼玉大学 大学院理工学研究科 准教授 |
委員 | 福井 恒明 | 法政大学 デザイン工学部都市環境デザイン工学科 教授 |
委員 | 星野 裕司 | 熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 准教授 |
委員 | 松田 泰明 | 北海道大学 工学部 非常勤講師 |
委員 | 南 正昭 | 岩手大学 理工学部 教授 |
委員 | 山口 敬太 | 京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻 准教授 |
2015.4~2019.3
建設マネジメント委員会 公共デザインへの競争性導入に関する実施ガイドライン研究小委員会
氏 名 | 所 属(平成30年9月当時) | |
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委員長 | 久保田 善明 | 富山大学 都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科 教授 |
副委員長
(2015.8~) |
安田 吾郎 | 前 国土交通省 東北地方整備局 副局長 |
副委員長
(2015.4~2015.7) |
五道 仁実 | 国土交通省 大臣官房 技術審議官 |
幹事長 | 太田 啓介 | 株式会社オリエンタルコンサルタンツ |
幹事 | 川上 卓 | 大阪府 都市整備部 河川室 河川整備課 参事
(前 大阪府 都市整備部 事業管理室 事業企画課 参事) |
〃 | 忽那 裕樹 | 株式会社E-DESIGN 代表取締役 |
〃 | 関 文夫 | 日本大学 理工学部 土木工学科 教授 |
〃 | 松井 幹雄 | 大日本コンサルタント株式会社 経営統括部 経営企画部 部長 |
〃 | 山口 敬太 | 京都大学 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 准教授 |
委員 (2016.6~) |
新井 久敏 | 群馬県 富岡土木事務所 |
〃 | 小澤 一雅 | 東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 教授 |
〃
(2015.4~2016.3) |
柿崎 恒美 | 国土交通省 北海道開発局 河川管理課長 |
〃 | 北河 大次郎 | 独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 近代文化遺産研究室長(前 文化庁 文化財調査官) |
〃 | 小松 靖朋 | 大阪市建設局 道路部 道路課 課長代理 |
〃 | 佐々木 葉 | 早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科 教授 |
〃 | 清水 勝民 | 総合調査設計株式会社 |
〃 | 須田 武憲 | 株式会社GK設計 代表取締役社長 |
〃 | 高橋 靖一郎 | 株式会社LPD 技術顧問 |
〃 | 綱河 功 | 横浜市 環境創造局 動物園課 課長
(前 横浜市 都市整備局 企画部 都市デザイン室 室長) |
〃
(2017.7~) |
手塚 寛之 | 国土交通省 大臣官房 技術調査課 環境安全・地理空間情報技術調整官 |
〃 | 馬場 一人 | 株式会社建設技術研究所 マネジメント技術部 |
〃 | 福多 佳子 | 中島龍興照明デザイン研究所 |
〃 | 横山 公一 | 株式会社プランニングネットワーク |
〃
(2016.4~2017.6) |
吉岡 大藏 | 国土交通省 大臣官房 技術調査課 技術企画官 |
2014.4~2015.3
景観・デザイン委員会 土木デザインコンペ実施ガイドライン検討WG
氏 名 | 所 属(当時) | |
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主査 | 久保田 善明 | 京都大学 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 准教授 |
委員 (2014.10~) |
柿崎 恒美 | 国土交通省 大臣官房 技術調査課 環境安全・地理空間情報技術調整官 |
〃 | 川上 卓 | 大阪府 都市整備部 河川整備課 ダムグループ 課長補佐 |
〃 | 忽那 裕樹 | 株式会社E-DESIGN 代表取締役 |
〃 | 五道 仁実 | 国土交通省 関東地方整備局 企画部長 |
〃 | 小松 靖朋 | 大阪市建設局 道路部 道路課 担当係長 |
〃 | 佐々木 葉 | 早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科 教授 |
〃 | 関 文夫 | 日本大学 理工学部 土木工学科 教授 |
〃 | 松井 幹雄 | 大日本コンサルタント株式会社 東京支社 統括部長(南関東地域担当) |
〃 (2014.4~2014.9) |
山本 悟司 | 国土交通省 大臣官房 技術調査課 環境安全・地理空間情報技術調整官 |
わが国の土木分野においてデザインに競争性が十分導入されてこなかったことは、魅力ある公共空間の創造およびその価値の最大化を目指す上で、大きな障害となってきました。これまで土木施設整備にデザインコンペティション(以下、コンペ)を実施してきた自治体もありますが、コンペを適切にマネジメントするための知見が十分でなかったことから、それぞれが試行錯誤で行われ、必ずしも合理的・合目的的に実施されてきたとは言い難い面もあります。このような状況を脱し、土木分野にデザインの競争性を適切に導入し、魅力ある公共空間の創出を図っていくためには、公共調達におけるその位置づけを明確化するとともに、発注者と競争参加者の利害を一致させながらも社会全体の便益を最大化させる仕組みを確立し、そこに一定の規範的道筋を整える必要があります。そのような制度的基盤の上に立ってこそ、デザインの競争によるイノベーションと洗練、そして人々に親しまれる豊かな空間づくりが適切に促されます。コンペの歴史が長い欧州では、公共施設のデザインに競争性を導入することの社会的重要性への理解は十分に浸透していますが、さらにそれを失敗なく適切にマネジメントするために、発注者向けのガイドラインが整備されています。そこで、わが国でもデザインの競争を適切に実施し、社会により豊かなインフラのストックを蓄えられるように、また、市民と専門家がともに手を携えて未来に夢を描けるように、今後の土木デザインにおける競争性のあり方を整えていく必要があります。そのような仕組みの構築に向けて、本小委員会は、2018年に『土木設計競技ガイドライン・同解説+資料集』を出版しました。以降、このガイドラインに準拠したコンペが、いくつかの自治体で実施されてきました。
本小委員会は、今後も引き続き、ガイドラインに基づく適切なコンペの普及を図り、それを通じて、わが国の魅力ある公共空間の創造に、より一層、貢献していくことをミッションとしています。