標準型
ガイドラインの出版後に実施された本格的なデザインコンペ(ガイドライン準拠)として最初の事例です。沼津南一色線は、沼津市の中心市街地への玄関口に位置し、沼津市の都市構造にとって根幹的な役割を期待されている道路です。しかし、道路整備区域内に価値の高い古墳が発見され、道路整備と古墳保存の両立をどのように図るべきかという難題に直面することになりました。その結果、「道路構造物と古墳を含む周辺までを一体的な空間として設計し、質の高い整備を行うことで、良好な景観の形成を目指す」という方針が掲げられ、その達成のため、デザインコンペの実施が決定されました。古墳、道路、橋梁、トンネル、広場が複雑に絡み合う関係を、厳しい制約のなか、高い次元で解かなければならないという非常に難易度の高いコンペだったといえます。コンペだからこそ、このような複雑な条件でも統合的に解決を図ることができるといえます。
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/takaosan/jyoukyou.htm